ジュリイの大学体育会テニス部時代  新歓コンパ編

大学でのテニス漬けの生活に少し慣れてきた頃に行われるのが、「新入生歓迎コンパ」です。

これは1回生である僕達を歓迎してくれる飲み会・・・のはず。

1回生が主役になって、先輩方が自分たちの日ごろの働きぶりに感謝してくれて、「ようこそテニス部へ」とか、「これからも頑張ろう!」みたいな声掛けをしてくれて、共に酒を飲み、語り合う夢のような飲み会 イエー!

と、そんな訳はありません。

間違ってもそういうことはなく、実際はOBへの1回生お披露目会です。

今年の1回生の働きぶりと、新幹部である3回生がきちんと1回生を教育しているか、をチェックする会なのです。

この日が近づくにつれ、3回生の顔つきが徐々に険しくなっていくのが分かります。

毎日の練習の最後に横1列に並んで、3回生からのお言葉を聞くのですが、僕たち1回生は「ハイ!」しか言いません。

「お前ら、新歓コンパではOBにそそうの無いように!」

「ハイ!」 ※大きな声で

「OB1人1人にビールとグラスを持って行くこと。グラスは見えないように後ろに隠しておくこと。」

「ハイ!」

「ビールはOBに勧められてから飲むこと。」

「ハイ!」

「必ず一気に飲むこと」

「ハイ!」

「お前ら、酔って調子に乗ったことしたら後でどつきまわすからな」

「ハイ!」

「ッシター!」※ありがとうございました

もう恐怖しかありません。逃げ出したかったです。

その日が来なければいいのにと思いました。

しかし、その日はやってきました。

緊張度MAXで、初めて会うOBの名前を必死で覚え、飲めないビールも飲みました。

自分が何かやらかしてしていないか?席を立ってOBの席に行くたびに主将の表情をチラ見します。

この主将の方がとにかく怖いので、もうOBの話なんて耳に入ってきません。

主将が怒っていないか?何かミスしていないか?ここで何かやらかすと殺される、と本気で思っていました。

自分の席へ戻ってはチラ見。トイレに立つ時にもチラ見。

何か怒っているようにも見えるし、そうでも無いようにも見えます。

無表情なので、何を考えているのか全く分かりません。

そうこうしているうちに酔いが回ってきて、吐きそうになりましたが、OBの前で吐いたりすれば、それこそ命はありません。

さっき食べた鍋が口から出そうになるのを必死でこらえ、顔は真っ赤になり、目は血走りながら、それでも平気なふりをしました。

意識朦朧の中、最後の方はよく覚えていませんでしたが、なんとか殺されずに新歓コンパを終えることができました。

20年以上も昔の話ですが、今もありありと思い出すことができるのが不思議です。

大学時代の懐かしい話は、また次の機会に書いてみたいと思います。

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