テニスラケットの進化とフォームの関係とは?上級者はなぜ飛ばないラケットを使うの?

マイラケ

質問内容

ラケットが進化して、昔と比べてボールの飛びがよくなったそうですね。
そのため、テニスのスタイルが変わったとか、フォームが変わったとか聞きます。

一方で、プロや上級者は、飛ばないラケットを使うそうです。
じゃあ、ラケットは飛ぶように進化する必要はなかったんじゃないのと思ってしまいます。

この矛盾?は、どう考えればよいのでしょうか?」

ラケットの進化によってテニスは大きく変わりました。

ラケットの進化とは素材の進化です。

木製から金属、そしてカーボンへ。そしてカーボンの質も進化を続けています。

過去記事の「飛行機の進化がラケットの進化を生む」でも触れていますので、気になる方は読んでみて下さい。

ラケットの素材のカーボンは、より軽くより強度のあるものへと進化を続けています。

ラケットが軽くなると、速く振れるようになりますね。

硬くなると、ラケットが曲がりづらくなるのでボールをよく弾くようになり、歪みづらくなるのでボールにスピンがかかりやすくなります。

スピンがかけやすくなると、スウィングスピードを上げてもコートに入るようになります。

フルスウィングをしてスピンをかけることが主流になるにつれ、フォームも進化します。

ボールを飛ばす方向への体重移動を中心としたスクウェアスタンスから、身体の軸を回転させることを中心としたオープンスタンスへとスウィングが変わっていきます。

オープンスタンスの方がスピンをかけやすいからです。

またオープンスタンスが主流となるにはもう一つ理由があり、それはラケットの進化の結果、ボールのスピードが高速化したためです。

行き交うボールが速くなるほどに、フットワークの重要性が上がり、前後左右に振られた際、素早くベースラインに戻る時にはオープンスタンスの方がコートカバーがしやすいのです。

一方で、プロや上級者は、飛ばないラケットを使うそうです。
じゃあ、ラケットは飛ぶように進化する必要はなかったんじゃないのと思ってしまいます。

確かに初心者向けのラケットに比べ、プロ選手や上級者は飛びが抑え目のラケットを使う傾向にありますね。でもそれは初心者向けのラケットに比べると、ということだと思います。

初心者向けのラケットは軽くてラケットフェイスが大きいです。

力が無くてもラケットを振りやすくするために軽く作られているし、ボールが当たる面積(スウィートエリア)を大きくするため、ラケットフェイスも大きく作っています。

これを上級者に当てはめてみます。

上級者はラケットを速く振ることができるため、ラケットを軽くする必要がありません。またスウィングスピードが速い場合はラケットが軽いとボールのスピードが上がりません。むしろ重い方が速いボールが打てるし、相手の速いボールにも負けないのです。

そしてスウィートエリアに当てる技術があるため、ラケットフェイスも大きくする必要がなくなります。

結果として飛ばないラケットを選んでいるということになるかも知れませんが、プロ選手は自分のパフォーマンスを最大に引き出してくれるラケットを選んで使っています。

そのプレイスタイルから、錦織選手やナダル選手はスピンがかけやすいラケットを使っていますね。

スピンよりもフィーリングを重視するフェデラー選手はフェイス面積の小さいラケットを使っています。

これはWILSONの社員の方に聞いた話ですが、フェデラー選手は自分がトッププロ選手としてのピークが過ぎたことを自覚していて、もう少しフェイス面積の大きなラケットを使ってボールの威力を出すように補えば、再びグランドスラムを勝てるかもしれないと自分でも思っているらしいです。しかし自分はフィーリングを大事にしたい、楽しくテニスがしたいとの思いが強いために、今のモデルのラケットを変えるつもりは無いのだそうです。

なんだかカッコいいですよね?(^・^)

以上、今回の疑問の回答とさせて頂きます。<(_ _)>

おまけ

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