スピンのかかるラケットの秘密とは?

トップスピンを打てない。今までトライしても実感がなかった。

そんな方でもトップスピンが体感できるラケットが、ここ最近各メーカーから発表されています。

最初に発売されたのが、Wilsonのスチーム105S、99S

つい最近ではPrinceの新作ハリアーシリーズ、新作プレミアーシリーズなどです。

これらのラケットは、実際に僕も打ってみましたが、明らかにスピンがかかりやすいです。

初めて打ったのは、メーカーの方がスクールへ試打ラケットを持って来て、それを打った時の事でした。

ハッキリ言って、衝撃的でした。

ジュリイはあまりヘビーにスピンをかける方ではありません。

軽く順回転をかける程度のスウィングです。

しかし普段通りにスウィングするだけでも勝手にスピンがかかるのです。

もう少し詳しく言うと、ネットの上、約1Mを通過させるつもりでボールを打つと、いきなりネットの上約3Mくらいに向かってボールが飛んで行きます。

一瞬、「え??」と思うのですが、その後ググッと落ちて、ボールを落とす予定だった辺りにきちんと弾んだのです。

イメージより随分上にボールが飛び出した後、順回転がかかっているため急激に落ちたということです。

軽く振ってみても、やはりしっかりとスピンがかかります。

メーカーの方曰く、

「今までスピンという感覚が分らなかったという方にも、その感覚が分って頂けると思います」

とのこと。

確かにその通りだと思いました。

さすが世界シェアNO1のメーカーは違うな、とその時に思いました。

2013年秋に発売されたPrinceのハリアー、プレミアーシリーズも同じように、少しの力でスピンがしっかりとかかるラケットです。

しかし、ナゼこれらのラケットはこんなにもボールに回転をかけられるのか?

これらのラケットにはある共通する機能があります。

機能というより、スピンがかかるメカニズムを研究し、それを促進させるようなラケットに仕上げたということです。

さて、そのメカニズムとは何か?

スピンの秘密はスナップバックにあり

答えはスナップバックにあります。

スナップバックとは、ボールがストリングとコンタクトした時、“どれくらいストリングがズレて、そこから元に戻るのか”ということ。

このスナップバックの幅が大きいほど、また復元スピードが速いほどボールに与えるスピン回転量が大きくなります。

このスナップバックを意図的に起こりやすくするラケットが、先ほど挙げたラケットという訳です。

要するにボールがガットに当たった時に、ガットがずれやすいように、ラケット面のガットの本数が、従来のラケットより少なくしてあります。

縦18×横20が標準だとすると、Princeのプレミアなんかは、縦14×横16となっています。

すると交差している箇所の摩擦が少なくなり、よりガットがずれやすくなる、という理屈です。

もう一つは、そのラケットに張るガットは、ポリガットを勧めているという点です。

ポリガットは張りがあり、表面も滑らかなので滑りやすく、元通りの形になるのも速いという訳です。

ガットがよく動くほうがスピンはよりかかるのだという事ですね。

ちなみにガットの縦と横が交差している部分に瞬間接着剤を塗って、ガット同士を固定させてしまうと、ほとんどスピンがかからないそうです。

キーワードは「スナップバック」です。

ナップサックではありません。

もちろんリュックサックでもありません。

「スナップバック」

覚えておいて損はありませんよ。
もっとマニアックな話や、メーカーの人から聞いた裏話。また実際にラケット、シューズを使った感想と評価を中心にまとめたサイトはこちらの「TENNIS GEAR」をご覧下さい。

TENNIS GEARも僕、ジュリイ作ったこのブログの姉妹サイトですので、たまに遊びに来てくれるとレア情報や、最新情報をGETできるかもしれません。

おまけ

メーカーがこのラケットにポリガットを勧める理由がもう一つ。

ストリングパターンが粗いだけに、ガット一本あたりにかかる負担が大きく、従ってナイロン製のガットでは切れやすい傾向にあるようです。

耐久性の面でもポリガットの方がお勧めですね。

こまめに更新していきますのでまた見て下さい。

ありがとうございました。

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