リオ・オリンピック錦織選手の銅メダルは実力なのか?

どうも!

現役コーチのジュリイです!

錦織選手のリオオリンピック、堂々の銅メダル!

素晴らしいですね!

テレビでは金メダルを期待していた人たちも多いようでしたが、マレーとの実力差は未だに大きいということが分かりました。

ですが、これが良い意味で今の錦織選手の順当な実力だと僕は思います。

テニス界では世界のビッグ4(ジョコビッチ、マレー、フェデラー、ナダル)と言われていますが、今や錦織選手はそのビッグ4に食い込む存在となったのではないでしょうか?

僕が思うビッグ4は、ジョコビッチ、マレー、錦織、デルポトロ。

この4人です。

錦織選手のオリンピック銅メダルは実力で獲ったものです!

ただ、やっぱりマレーは強かった。

現時点では最高のテニスプレーヤーだと言っても良いのではないでしょうか?

リオ・オリンピック準決勝マレー戦

過去の戦績では1勝6敗と錦織選手が負け越していますが、日本中の国民が期待を持っていました。

もちろん僕も勝って欲しい!と強く思っていました。

しかしマレーには隙がなかった・・。

マレーのサービスゲーム

結局マレーのサービスゲームを一度もブレイクできなかった錦織選手ですが、マレーのセカンドサーブを攻める場面も多く、ロングラリーになるとスーパーショットを放つ場面もありました。

しかしマレーの強力な1stサーブが高確率で入ってくるので、ブレイクのチャンスがなかなか訪れません。

錦織選手がロングラリーで苦労して取ったポイントをアッサリとサービスエースで取り返すんですから、なんだかズルいなあ・・と僕は内心思っていました。

この試合の中で錦織選手がブレイクの気配があったのは1度だけだと僕は思いましたが、そのゲームもブレイクできず。

マレーの安定感が光る試合内容でしたね~。

テニスは上級者になればなるほどサービスキープに重要性が上がりますが、テニスは相手サーブをブレイクしないと勝てないゲームだということを感じさせられる試合でした。

錦織選手がマレーのサービスゲームをブレイクするパターンは・・

相手の1stサーブの確率が落ちたゲームで、相手の2ndサーブを攻めて主導権を手繰り寄せ、ラリーの中で相手を追い込んでポイントを取る。

これを数回繰り返す。

書いてしまえば簡単ですが、マレーはラリー下手な訳ではありませんから、高い集中力が必要です。

運も必要かもしれません。

しかし試合が終わるまで、マレーはその隙を与えてくれませんでしたね。

錦織選手のサービスゲーム

錦織選手のサービスゲームの戦い方はマレーとは違います。

マレーは強力な1stサーブでサービスエースを狙ってきますが、錦織選手はそれほどのサーブ力はありません。

それよりストロークで相手を振り回してポイントを取るスタイルです。

サーブはストロークを有利に進めるための最初の1本として捉えていますね。

ストローク戦で主導権を握るためにどのようなサーブを打つかということを錦織選手は考えています。

狙うのはサービスエースの量産ではありませんが、1stサーブが入らず2ndサーブが多くなるとリターンの上手いマレーに逆に攻められてしまいます。

僕が個人的に思うに、マレーは世界1のリターナーだと思います。

ウィンブルドン2016の決勝戦ではラオニッチの240km超高速サーブを無効化するような正確なブロックリターンで何度もラオニッチのサービスゲームをブレイクしました。

え?どうやったらそれできるの?

と思うくらいです。

見れば分かるのですが、テニスを知っている人からすれば、

あんなのできねーよ!

というレベルです。

リオ準決勝でもマレーのリターンに錦織選手はプレッシャーを感じていたように思いますね。

・・1stサーブを厳しく入れなければ

・・2ndサーブを深く入れなければ

そんな思いが常にあったのではないでしょうか?

現時点での総合力ではマレーの方が・・

結果は1-6・4-6のストレートで錦織選手は負けてしまいましたが、スコアが示す通りマレーの方が総合力では格上なのかな、と認めざるを得ない結果です。

僕の感じたことをリオ準決勝に限って簡単に表すと、

  • サービス力  マレー>錦織
  • ストローク力 マレー=錦織
  • リターン力  マレー>錦織
  • メンタル   マレー>錦織

このような感じでしょうか。

マレーにプレッシャーが無かったのかと言えば、そんなことは無いはずですね。

同じように国の代表として戦う立場で、増してやマレーはオリンピック2連覇がかかっていますから、相当なプレッシャーもあったはずです。

色んなものを背負って戦うマレーも、錦織選手も、ホントに大変だろうなと思います。

リオ・オリンピック3位決定戦ナダル戦

結果は錦織選手の勝利となり、見事に銅メダルを獲得しました。

僕が見た限りでは、試合内容も終始錦織有利で進んでいたように思います。

ナダルはケガ明けということもあり、全体的に動きに精彩を欠いていたように思います。

またショットもやや不安定で、フォアハンドの威力も全盛期のナダルより落ちているなという印象でした。

錦織優勢の展開

長いストローク戦になると錦織選手がナダルを振り回し、圧倒するケースがよくありましたね。

ナダルからも時おりビッグショットはありましたが、錦織選手のバックハンドのダウン・ザ・ラインに手を焼いているのが良く分かりました。

テンポの速い錦織選手のテニスにナダルが付いていけていなかったということですが、その裏にはナダルのショットが所どころで甘くなっていたことがあります。

以前のナダルなら、どんなショットも追いついてあり得ない角度にもの凄いスピンの効いたショットで形勢を逆転するボールを返していたように思いますが、錦織戦では途中で追いかけるのを諦めることが多くありました。

それは錦織選手のショットが良かったからか、ナダルのフットワークの衰えなのか、そのショットを打たれてしまうナダルのボールの甘さなのか・・・。

いずれにしても全盛期を過ぎたナダルは、もう錦織選手には勝てないのではないでしょうか?

僕はそういう意味で、新しいビッグ4に錦織選手を入れたいと思います。

ただ、誰もがそれを認めるにはある条件が必要です。

それが4大大会(グランドスラム大会)のいずれかのタイトルを獲ることです。

錦織がグランドスラムに勝てる可能性はあるのか?

僕はあると思っていますが、実力だけでなく運も必要かなと思います。

今回のリオ・オリンピックではジョコビッチが1回戦で敗退したように、世界ランク1位であっても負ける時は負けます。

復活したデル・ポトロが強かったということもありますが、グランドスラムでも早いラウンドで強い選手が負けることもありますからね。

そんなラッキーと錦織選手の調子が合えば、グランドスラムで優勝することも夢ではないと信じています。

強敵はジョコビッチ、マレーだけではありませんが、この2人以外には簡単に負けないだけの実力を錦織選手は持っていると思うので、ここ数年以内にマスターズ1000やグランドスラムなどの大きな大会で勝ってくれることを信じています。

オリンピックになるとテニスのことを良く知らない人たちもテニスを観たことと思います。

そんな人たちに少しでもテニスや錦織選手のことを知ってもらえたらいいな、と思って今回の記事を書きました。

若干の専門用語も出てきましたが、トッププロのテニスと錦織選手のことが少しでも伝わったら嬉しいです。

また更新します。

ありがとうございました。

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