ガット張り プレストレッチについて教えて下さい!~質問と回答~

どうも!

現役コーチのジュリイです!

ガット張りについてのマニアックな質問を頂きました。

質問者:Hさん

質問内容はこちら

テニス、ストリング(ガット)張り、プロの技を伝授してもらったので報告します!

…を拝見しました。プロの技はとても興味がありますが、地方では縁がありません。

プロの方はガットのプレストレッチについてどのように考えているのでしょうか。

教えていただけませんか。

Hさんへの回答

Hさんへの回答は、しばらく待って頂いた後、音声にてさせて頂きました。

というのは、ちょうどストリング講習会に出席する予定があったため、プロストリンガーに聞いた方が、より深い回答を得られるだろうと思ったからです。

そのため講習会の内容を録音し、Hさんにはそのまま音声を送らせていただく形で回答しましたが、これはブログ記事なので、音声の内容を要約することにします。

プレストレッチについてプロストリンガーに聞いてみた

プレストレッチとは、ストリングマシンでストリング(ガット)を引っ張る時に、あらかじめ強く引っ張って、その後適正なテンションで引っ張り直すことを言います。

例えばストリング(ガット)を50ポンドで引っ張る時に、55ポンドで一度引っ張って、その後50ポンドで引っ張るという作業のことですね。

そうして張る前にあらかじめストリングの伸びを取るという訳です。

性能の高いストリングマシンにはこうした機能が備わっていて、設定すればその作業を自動で行ってくれますが、実際にはほとんど使わないです。

ポリガットでプレストレッチをするのは意味の無いことですし、ナイロンであっても感触が固くなるだけであまり意味は無いと思いますね。

特に一般のプレーヤーにとっては使う必要はないと思います。

まれにナチュラルガットを張る時にはそうしたリクエストをしてくるプロ選手はいますが、あくまでも飛びのバランスを整えようという意味合いです。

皆テンションロスがどうこうと言いますが、それもあまり意味の無いことではないかと思っています。

ピュアアエロ2

ジュリイの感想

プロストリンガーの回答によってモヤモヤガ晴れたという方が1人でもいれば嬉しいです。

講習会では他にも興味深いお話をして頂いたのですが、張り方について特に印象に残ったことを簡単にまとめると・・

①預かったラケットの扱いがとても丁寧

②ラケットが変形しないように張ることを意識している

(※ラケットの性能を最大限引き出すため)

③クロスストリング(横糸)は、張りを進めながら決める

④クロスストリングのズレは直しながら張る

⑤張り上がり後の目直しはとても大事な作業

などです。

その他、覚えている限りのことをまとめてみると・・

ラケットを見ればテニスが分かる

また、ラケット(ストリングを切る前)を見れば、その人のテニスのレベルやクセが分かる、とも言っていました。

ラケットには寿命がある

ラケットも使うにつれて傷むため、寿命がある。

フェデラーはラケットの使う面を決めていて、そのためフォアハンドの面の傷みが早いそうです。

フォアハンドを多く使うプロ選手にはよくあることらしいです。

グリップは使う人に合わせてフィットするもの

グリップにも使う人の個性が出るとも言っていました。

特にレザーグリップは使う人の手に馴染むため、プロ選手だけでなく一般プレーヤーにもこだわる人が多いと言っていました。

他にもたくさんのことを教えて頂いたのですが、タイトルと関係の薄い内容となるので割愛します。

ガット張りについてもっと深く聞きたいあなたは「お問い合わせ」からご連絡を頂ければ、プロストリンガーの方についての情報を個別にお答えしますよ。

また更新します。

ありがとうございました。

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コメント

  1. ジュリイ ジュリイ より:

    マイケルさん、はじめまして!
    ガットのテンションを1キロ上げたいのですね?

    現在のテンションにもよりますが、1キロていど(約2ポンド)ならフレームへの負荷を気にするほどではありませんよ。
    ラケットのフレームのどこかに適正テンションが書かれていると思います。
    その範囲を大きく超えなければラケットが折れたりすることは滅多にありませんよ。
    横ストリングスのテンションを上げることによって、フレームが変形するようなことがなければ大丈夫でしょう。

    ついでに書いておくと・・・
    クロス(横)ストリングスがナイロンとのことですが、ナイロンはポリに比べて伸びるやすいです。
    特にこれからの気温の高い季節には伸びやすいので、テンションを上げて張るのは良いかもしれませんね。

  2. 田中マイケル より:

    はじめてご質問いたします。
    ヘッドのグラフィンタッチスピードを縦ポリエステル、横ナイロンにて張っていますが、横のテンションを1キロほど上げたいと思っています。フレームへの負荷はいかがなものでしょうか?ご教示ください。

  3. ジュリイ ジュリイ より:

    Hさん、こんにちは。
    手ごたえを感じられているなら何よりです。

    >>③クロスストリング(横糸)は、張りを進めながら決める

    あらかじめクロスのポンド数を決めず、メインを張りながら最も適切なクロスストリングのポンド数を決める事についてですね?
    何を目安にしてクロスの強さを決めるのか、ですが。
    K氏はラケットを変形させないことが最もラケットの性能を引き出すということを強調されていました。
    マシンに固定されているとは言え、メインストリングを張るとラケットは変形します。
    変形したラケットを元の形に戻すためにメインストリングを張りながらクロスの強さを決めるということです。
    ラケットによって硬さが違うため、変形の仕方も変わります。
    また全く同じラケットでも、新品と使いこまれたラケットでは違います。
    そのために、最適なクロスのポンド数は張りを進めながら決めることになるという意味です。

    ガット張りって奥が深いですね(^-^)

  4. H より:

    先日は、とてもお世話になりました。
    頂いた情報をもとにガットを張り、手応えを感じながら使用しています。
     今回、もう一つ聞きたいことが有り質問させていただきます。
    ③クロスストリング(横糸)は、張りを進めながら決める ・・・について、詳しく教えていただけませんか。
    よろしくお願いします。