大手テニススクールはジュニア選手を育成する気が無いのか!?

どうも!

現役コーチのジュリイです!

お問い合わせフォームよりメールを頂きました。

お名前はFさんです。

<お問い合わせ内容>

今回は子供のことで相談がありましてメールいたしました。

6歳(幼稚園年長)のテニスについてです。

(テニス歴)トータル2年(レッドボール、オレンジボール)

関西大手インドアテニススクール(2年、週一回)
掛け持ちで府内のアウトドアテニスクラブ(2か月、週一回)

今年からインドア(週二回)
アウトドアテニスクラブ(週一回)の週3回スクールに通っております。

ご相談

今通っている大手インドアは家庭的で20代のノリのスクールです。(30代としては、なんだこのチャラい運営は!と思う次元)

もっといろいろ指導してほしいって思うのですが、アドバイスがほとんどありません。ひたすら球出しで、ゲームはラスト5分ぐらい。

テニススクールってどこもこんなものなんでしょうか・・・。

ジュニアを育成する気はなさそうです・・・。

でもこちらは少しでもうまくなってほしいし本当はもっとコーチからアドバイスも受けたいと思ってしまいます。

将来試合に出たいので、早くグリーンボールやイエローボールにも慣れたいです。

ハロウィンやクリスマスはコーチが着ぐるみをきるようなスクールです。

子供は大喜びですが、わたしとしては暑くないのか?と心のなかでつぶやいたりします。

試合にでることを夢見て頑張るほうがバカなのかなって思ったりします・・・。

ジュリイさん、ジュニアテニスの事情についてブログの記事を書いていただけると助かります。

ジュリイからの回答

テニススクールを運営し、利益を出していくのはなかなか大変なものです。

どこのスクールもそうですが、スクール生の確保が存続に関わる最重要事項です。

テニススクールがインドアコートであることが前提となって久しいですが、今や空調完備が当たり前になりつつあります。

経費は大きくなるばかりでスクール生は思うように増えません。

その中で、スクール運営の背景には様々な事情があります。

スクールによってはオーナーのバックアップのあるところもあれば、大手スポーツ会社から広大な施設を与えられているところもあります。

そういったスクールはスクールを運営するにあたり、かなり恵まれていると言えるかもしれません。

そうしたバックアップの無いスクールは、利益確保のためにも1クラスあたりの人数を多く取る傾向にあります。

また色々なイベントを開催し、スクールのイメージを上げることにも力を入れることでしょう。

ジュニアレッスンに関しては、子供が「楽しい」と思わないとスクールに通わなくなるために、少しでも楽しませようと着ぐるみ着たり、盛り上げようと努力しているのだと思います。

チャライと思われるのも分かる気はしますが、それがスクールの方針なのでしょうね。

僕のいるスクールでも似たようなことは行いますが(着ぐるみは着ませんが)、それ自体は悪いことではないと僕は思います。

それよりも、今のレッスン内容で子供が上達するのかどうかに疑問を感じられていると思いますので続きを読んで下さい。

キッズレッスンの考え

キッズ(幼稚園)レッスンで大事なことはテニスの技術習得ではなく、運動能力の開発だと僕は考えます。

テニスに必要な基本の運動能力は、走る、投げる、ジャンプすることですが、それをレッスン内のドリルで行うと、大人から見ればただ遊んでいるように見えるかも知れません。

実は僕も同じようなことを保護者の方から質問を受けたことがあります。

「こんなことでテニスが上達するのか?」

ですが、どんなスポーツも基本が大事なので、それらを基本運動をやらずにテニスの専門技術を教えようとすると、どこかで必ず伸び悩むか、ケガをするかだと思います。

Fさんのお子様の通うスクールのコーチがどのような考えを持っているのかは分かりませんが、Fさんのお子様はまだ6歳とのことですから、あまり焦る必要はないかと思います。

が、疑問に思うならスクールのヘッドコーチなりに指導方針を聞いてみてはどうかと思います。

今は焦る必要はない

お子様はまだ6歳なので、それほど焦る必要はないのではないでしょうか?

小さい頃からテニスをするのは他の人よりアドバンテージはあると思います。

ですが、まだ専門技術を習得する段階ではないと思うので、テニスにばかり絞るのではなく、お子様の運動能力の向上にプラスになるものに目を向ける視野の広さを持ってみてはどうでしょう?

スイミングはケガのしにくい身体づくりには良いと思いますし、ヨーロッパのプロテニス選手のほとんどは小さい頃にサッカーをしています。

それに、わざわざ習いにいかなくても、近所の公園でキャッチボールをするだけでも良いと思います。

ボールの弾む感覚やボールを投げる練習にもなります。

今のお子様にとってはそんなことでもプラスになると思います。

Fさん自身テニスの経験が少ないのであれば、お子様の相手ができるのは今しかないと思いますよ。

お子様のテニスのレベルが上がってしまえば、親ができることは限られてきます。

ボールを投げる動きはテニスのストロークやサーブの動きに応用できます。

ぜひ公園でキャッチボールをしてあげて下さい。

お子様もきっと喜びますよ。

ジュニアスクール事情

大手のテニススクールはインドア化する傾向にあることは先ほど述べましたが、そうではないテニススクールもありますね。

コートの面数はあるが、資金がなく、インドアにするつもりがないスクールもたくさんあります。

ジュニア育成に力を入れているのは後者のテニススクールに多いようです。

大手インドアスクールの事情

インドアテニススクールでは限られた面数でクラスを作っていく必要があります。

そのため昼間は主婦層のクラス、夜はお勤め帰りの方のためのクラス、土日は終日レッスンを行うのが当たり前です。

そうでなければインドアのスクールで収益化できないからです。

平日の夕方はジュニアクラスとなりますが、限られた時間ですね。

だいたい17時から19時くらいでしょう。

それがスクールの中でのジュニアクラスの時間です。

2面のスクールであれば、ジュニアの初級クラスとジュニア硬球ボールのクラスがあるといったところでしょう。

ジュニア選手育成に力を入れるスクール事情

対して郊外のアウトドアテニススクールは、平日はレディーストーナメントクラス、夕方はジュニア育成選手コースクラス、夜はクラス自体がないところもあります。

インドアでないために、一般成人のスクール生が集まりにくいのです。

しかしテニスコートの面数には恵まれているために、ある意味コートは使い放題となります。

ジュニアスクール生の人数が多くても、面数があるためにボールもたくさん打てるでしょう。

またコートが空いているために、居残り練習もできます。

こうしたスクールは、成人のグループレッスンで収益を上げるのではなく、ジュニアレッスン生を多く集めて収益を上げています。

そのため、試合で子供たちに結果を残させることがスクールの死活問題となります。

所属のジュニア選手が活躍しないとスクールの名前が売れないため、ジュニア選手育成については熱心です。

選手コースのレッスン時間は長く、2~3時間はあるでしょう。

週3~4回は当たり前で、それに伴ってレッスン料金は高い傾向にあります。

当然レッスン内容も厳しいものになるでしょう。

通う本人もそうですが、親も大変だと思います。

ジュニア育成に熱心なスクールの探し方

今はまだ早いと思いますが、ジュニア選手を専門にしているスクールがいくつかありますので、探し方をお伝えしておきます。

大阪府テニス協会のジュニアランキングをチェックします。

大阪府テニス協会SCOREBOOK

ランキング上位にいる子供たちの所属スクールを見ていくと、どこのスクールに所属している子が強いのかが分かります。

良く見ると、どの年代もコンスタントに名前が上がってくるスクール名がいくつかあると思います。

Fさんの自宅から近いところがあれば、一度見学に行ってみてはどうですか?

僕からの回答は以上です。

ジュニアレッスンに関しては、大手スクールとジュニア専門スクールの姿勢は大きく違うと言えます。

スクールによって事情は違うので、どちらが良いというものではないと思いますが、この記事を判断の基準のひとつにしていただければと思います。

こういう教材もあるのでチェックしてみて下さい。


テニス・ジュニア選手育成プログラム 【ミナミグリーンテニスクラブ代表 倉林愛一郎 監修】

また更新します。

ありがとうございました。

フォローする

コメント

  1. ジュリイ ジュリイ より:

    ひよりさん、こんばんわ~
    ひよりさんのテニスを見ていないので、僕からこうするべき!ということは言えません。
    言えませんが、僕の知っている限りの情報をお伝えすると・・。

    ジュニア選手育成コースに入る条件はスクールによって違うと思います。
    レベルは問わないが週〇日以上通うことが条件のスクール。
    週〇日以上通う条件でスクールの認定が必要。
    特に条件のないところ。
    スクールによってバラバラといっても良いくらいです。
    という訳で結論は、
    ひよりさんが通おうかと思っているスクールに直接問い合わせるのがベストということになりますね。
    見学などできればレベルが分かるので、自分でも判断できるかもしれません。
    僕からの回答は以上です。
    頑張って下さいね!

  2. ひより より:

    ジュリィコーチへ
    突然の質問すみません。ジュリィコーチへ質問なのですが、ジュニアの選手コースについてです。今は高校1年で、硬式テニスは1年ほどやってます。中学の時に3年間ソフトテニスをしてました。部活には所属していないのですが、最近試合に出ることを強く望むようになりました。そこで、全国大会を目指すようなコースではなく、試合に出場する機会の多いテニススクールに移動したいと思ってます。それには、ジュニアの選手コースへ移るのが良いのかと思っています。ですが、私のようなテニス歴では無理なのではないかと思ってしまいます。そこで今回、ジュリィコーチのご意見をお聞きしたいです。

  3. ジュリイ ジュリイ より:

    あすっこさん、貴重なご意見ありがとうございます!

  4. ジュリイ ジュリイ より:

    ドナドナさんのお母さん、こんにちは!
    ショートクロスの打ち方を知りたいということでしょうか?
    違っていたらまた連絡ください。
    記事にしてみますね。

  5. ドナドナ より:

    ショートクロスの練習方法,うちかたを教えてください。
    あのー山なりの深いボールをクロスに打ち続けて、少しコートの前にでれるようになったそうですが、そこでドライブボレーをやりたくないそうです。理由は苦手と自滅と手に衝撃が強いとかで、・・・。で少し前目にでれたときにショートクロスをうてるようになりたいそうですが、ショートラリーのようにうってるのを、クロスにうつとただの、ただのチャンスボールで自滅で、バッグハンドのスライスで打つのはまだ深いところがゲームで安定して打てないのでレベル高すぎ・・・。少しコートの前に出れたときに、ポイントがとれなくてもいいんですが自分のボールがチャンスボールがならねければいいです。深いクロスはチャンスボールにならないって安心したみたいで、真ん中の真っ直ぐはなるべくバッグハンドの方はスライスで返してるそうです。チャンスボールにならないショートクロスの返し方をおしえてください。バッグハンドが安定してきてるので、またやばければ、ばっぐハンドで深いクロスに返せばいいかなーって言ってるので、そんな感じです。本人、自分の試合で、自分のコートにが今までさんざんぶちこまれてきたから相手からぶったたかれなければ、ラリーがどれだけ続いても、それでいいそいうです。

  6. あすっこ より:

    ジュリィコーチへ
    いつも的確な情報と、回答を見せて頂き、
    大変参考になり、楽しみにしています。

    今回のご質問者様へ見ず知らずの私から
    提案…となると、あんたには聞いてないよ!
    と、失礼に当たるので、まぁこーゆー風な
    考えの人間もいるのだ、位に受け止めて
    頂けたらなと思い投稿させて頂きます。

    ジュリィコーチの言われる通りですが、
    錦織圭選手関連の著書等にも彼が幼少の頃
    サッカーとテニスを並行していて、
    テニスの方が合っていたのか成績が良くて
    後でテニスに専念したらしいです。
    親御さんや、ライバルだったお姉さんが
    きっかけや環境作りをされたとは
    思いますが、決めたのは恐らく、
    小さいながらも彼本人の意志と
    勝手に推察します。

    もちろんサッカーも今でも好きで、
    同世代の世界で活躍する香川選手へ
    色々聞きたいと先日とあるTV番組で
    話していました。

    また、海外では、小さい頃は並行して
    サッカーでなくても違うスポーツを
    する文化があるととあるテニス雑誌で
    私は読みました。

    もちろん、小さい頃から英才教育をして
    一流になったプロはあらゆる分野に
    いらっしゃいます。

    しかし、彼ら彼女らは、基本、一様に
    「自分はこれが好きだから」というのが
    根底にあると思います。

    また、武井壮さんも言われていますが、
    スポーツとは、コーディネーション、
    つまり、「思った通り体が動けば
    それは日常でもスポーツであるし、
    それができればあとは上手い人と
    練習したり、真似すればいい」と。

    だからジュリィコーチの言われる、
    焦りすぎなくていいというのは、
    そういう事ではないでしょうか。

    またプレイ&ステイ自体も、
    ラケットスポーツ自体が難しい為、
    技術のハードルを下げて、テニスに
    興味をもってもらい、好きになって
    もらう導入の意味と、
    イエローボールではどうしても
    子供かグリップが厚くなるために、
    修得が後手にまわる薄いグリップや
    サーブ、ネットプレイ、戦術といった
    将来性まで見越した深いものだと
    不肖私は考えています

    勝負でピラミッドに向かっていくには
    大変な労力と出会い、財力も必要ですし、
    実際挫折をかなり味わいますが、それを
    焦らずに良い意味で「楽しむ事」が
    年齢やどの業界関わらず生きがいとして
    役に立つのではないでしょうか…。
    御子様も一人の人間ですし、ご質問者様も
    体験されてる様に人生楽じゃないですが…。

    また、私は地方出身かつ在住ですが、
    かつて関東大手、中小テニススクールを
    僅かですが見てきました。

    それぞれスクールには経営方針や事情、
    それにむけた顧客層があると思います。
    飲食店や洋服屋もそうではないでしょうか。
    だから、ここが良い悪いだけではなく、
    得意不得意分野があるのは仕方ないと
    思います。

    幸いにも日本は民主主義・資本社会なので、
    私達自身が「調べて、選ぶ自由が」
    ありますから、ジュリィコーチの様な方の
    情報を参考にして、「御子様と一緒に」模索し、
    考えられるといいのではないでしょうか。

    テニスは目的が、レクリエーションから
    競技まで幅広いですし、可能な限り
    コーチが配慮する努力をされていますが、
    レクリエーションの方と競技の方の
    同時クラス成立は正直厳しいと思います。

    もし、親御様、御子様のご意志もある上で、
    どうしても競技方向に行かれるとしたら、
    ジュリィコーチの示されたサイトを見て
    見学されるなりまた追加でご質問されれば
    いいと思います。

    そこで、「あくまで個人的」にですが、
    選ぶ基準として、コーチのアドバイスや
    メニュー自体は多分長いスパンでされて
    おられますから、切り取ってだけで
    判断せず、それこそお話をして頂いて
    プレーヤー自身が辛くても一生懸命で
    活き活きしていて、指導も深い意味で
    自主性や、子供でも尊重しているかや、
    (子供はいずれ大人になりますし)
    スポーツマンでも人としてどうあるか
    きちんと姿勢として伝えているかを
    見られたらいいのかなと思います。

    事情はどこだろうがあると思います。
    やり方だって正直色々あると思います。
    でも、その中で根っこでそういった思いを
    もっておられる方は地方だろうが、
    都会だろうがいらっしゃると思います。

    長文で、失礼申し上げ、すみません。