兵庫チャレンジャーで見たダニエル太郎の強さと魅力

どうも!

現役コーチのジュリイです!

生で見たダニエル太郎選手のプレイがスゴイ!

本当に強くてカッコ良かったので、記憶が薄れないうちにブログに書き留めておきたいと思います。

ATPツアーの大会にはいくつかのグレードがあり、今回僕が観戦したのは「チャレンジャー」というグレードでした。

兵庫県にあるビーンズドーム(空から見ると豆の形をしている)という名前のインドアコートでチャレンジャー大会の準決勝とダブルス決勝を見に行くことができました。

ビーンズドーム内1

日本人選手の西岡選手とダニエル太郎選手の2人が準決勝まで勝ち残っていました。

結果は西岡選手が敗退。

ダニエル太郎選手は見事に勝利し、決勝進出を決めました。

ダニエル太郎のプレイスタイルは・・

ダニエル太郎を生で見たのは初めてでしたが、長身でカッコいいです!

外国人選手にも負けないスタイルの良さですね。

たぶん8頭身くらいあると思います。

そんな長身のダニエル太郎ですが、ストロークではめちゃくちゃ腰が落ちていました。

バックハンドを打つ時なんかは膝が地面についているんじゃないかと思うくらいです。

安定したストロークはこの重心の低さから生まれているのかもしれません。

ダニエル太郎

画像:http://news.tennis365.net/news/today/201511/107088.html

ダニエル選手のストロークは、ベースライン後方から常に振り切るスウィングで、これはスペインテニスの典型的なスタイルです。

それもそのはず、ダニエル選手はスペインに練習拠点を置いています。

ダニエル選手のプレイスタイルのベースは、テニスの歴史で多くのチャンピオンを生み出してきたスペインテニスそのものです。

試合中のダニエル選手は、全力でボールを打ち、全力でボールを追いかけ最後まで諦めませんでした。

相手のショットが鋭く入って追い込まれたかに見えても、ダニエル選手はポジションをベースライン後方に取り、強力なスピンのかかったショットで形成をイーブンに戻します。

左右に振られても、安易にダウンザラインを狙ってイチかバチかのようなショットを決して打たず、なんとかクロスへ切り替えし、粘りのストロークを展開します。

リターンのポジションはベースラインから4メートルほども下がったポジションを取りますが、そこからフルスウィングで強烈なリターンを放ち、一気にストロークの主導権を握ります。

これらは僕が知っているスペインテニスそのものであり、またそれを忠実に実行しファイト溢れるプレイで勝利をものにしたダニエル太郎選手に、世界をリードするスペインテニスの強さ見ました。

対戦相手のK・クラフチュクはサーブが強烈で、ストロークも伸びのあるボールを打つ選手でした。

決して楽な相手ではなかったと思います。

特に速い1stサーブがコースを突いてくると、ダニエル選手もハッキリ言ってお手上げです。

しかしそのサーブも試合が進むにつれて、ダニエル選手の読みが良くなり、クラフチェクのサーブに反応するようになります。

そしてその読みが当たった時は、ダニエル選手の強烈なリターンからストローク戦になり、ストローク戦になればミスの少ないダニエル選手に有利となります。

ダニエル選手のストローク、特にフォアハンドはしっかりスピンがかかっていて、ベースラインをオーバーする気配がありませんでした。

まるで生き物のように、ベースラインに少し手前でググッと落ちるのです。

僕はちょうどコートを真横から見られる席にいたので、ヘビのような軌道を描くダニエル選手の打ったボールの動きが良く分かりました。

ミスが少なく、かつ相手へプレッシャーを与えるボールとはこういうボールなのかなと思いました。

ビーンズドーム内2

ダニエル選手の試合運び

クラフチェクの獲得したポイントで印象に残ったのはサービスエースとドロップショットで、どれも単発でしかないものでした。

ダニエル選手は簡単に崩れず、一本一本のショットに威力があるために相手はそう簡単に攻め込むこともできなかったようです。

そのため単発のドロップショットやネットプレイくらいしかポイントを奪えないという状況でした。

試合全体を通して見れば、ダニエル選手のプレイには安定感があり、ミスの無い粘り強いストロークで着実にポイントを重ねているように見えました。

ダニエル選手のプレイには一貫したスタイルがあります。

それはストロークを有利に運ぶためのサーブの球種やコースであり、リスクを徹底して排除したストロークの配球であり、強烈なボールを相手コートへねじ込むためのベースライン後方のポジションなどです。

それらはすなわちスペインで重視されるプレイスタイルで、「スパニッシュテニス」と呼ばれるものです。

スペインテニスについての記事⇒ザ・スパニッシュテニスDVDがあなたのストロークを劇的に変えるかもしれないというお話

ダニエル選手はこれからさらに活躍が期待できる日本人選手です。

錦織選手の次の世代はすでに育ってきているのだなと強く感じた試合観戦でした。

また試合後はファンへのサインにも長い時間応じていました。

僕の前の席の女子高生は試合が終わると同時にダッシュで階段を駆け降りていき、サインをもらっていましたね。

ファイト溢れるプレイを全力で行い、諦めずにボールに食らいつきポイントをもぎ取る姿を目の当たりにすれば、女子高生だけでなく誰もがファンになるでしょう。

明日の決勝戦はダニエル選手の優勝を信じています。

※追記

残念ながらダニエル太郎選手は準優勝という結果に終わりましたが、僕はこれからも応援を続けたいと思います。

また更新します。

ありがとうございました。

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