錦織選手が2015年ウィンブルドン2回戦を棄権して思うこと

どうも!現役コーチのジュリイです。

左足ふくらはぎのケガにより、錦織選手はウィンブルドン2015の2回戦を棄権しました。

仕方ないこととは言え、残念です。

1回戦の相手はボレッリというイタリアの選手でした。

芝のコートが得意だということでしたが、錦織選手の今の実力ではフルセットにもつれこむような相手ではなかったはずでした。

勝利を収めはしましたが、錦織選手の本来の動きではないことは見ていても分かりました。

やっぱり足が痛むのだろうと、僕は痛々しい思いでテレビを見ていました。

1回戦の試合直後のインタビューでは、

「悪くはない、いけると思う」

と語っていましたが、試合中はアドレナリンが出ていたために痛みが薄れていたのだと思います。

本人も後にそうコメントしています。

錦織選手は記者会見で棄権することを発表しましたが、その表情はやはりどこか寂しげでした。

芝のコートでケガ人が続出するワケ

ウィンブルドンは天然芝のコートです。

昔からそれは変わっていないのですが、ここ数年ケガ人が多く出ています。

シャラポワ選手なんかは2013年のウィンブルドンで何度も転倒した末に1回戦で敗退しました。

その後、コートの状態に不満をぶちまけています。

同じ2013年にアザレンカ選手はコートで転倒し、その時のケガのために棄権しています。

運営サイドに不備があったのかどうか、真実は不明です。

錦織選手がふくらはぎを痛めたのも芝のコートです。

芝のコートは滑りやすいことの他にもケガが起こりやすい条件がいくつか重なっているように僕は思います。

ひとつは選手が芝のコートに慣れていないこと。

1年を通してツアープロの選手らが芝のコートでプレイする回数はほんの数えるほどです。

クレーコートにはクレーコートに適したフットワークがあるように、芝のコートには芝のコートに適したフットワークがあるはずです。

しかし選手たちのフットワークを見ていると、スライドフットワークを使っている選手が多いように僕は思います。

スライドフットワークはクレーコートに適したフットワークです。

芝のコートでスライドフットワークを使って止まろうとすれば、転びやすくなるのではないかと僕は思います。

さらにスライドフットワークは想像すれば分かりますが、芝を痛めます。

ウィンブルドンではドローが進むにつれ、芝の剥がれが目立つようになりますが、スライドフットワークの流行がそれに輪をかけていると思うのは僕だけでしょうか?

ふたつ目の理由は、芝のコートは球足が速いことです。

芝のコートはボールが高速化し、それを打ち返すには素早いフットワークが要求されます。

速く動くためには地面を強く蹴る必要があり、それが選手の身体、特に下半身に負担をかけていると思います。

またウィンブルドンではシューズのソール(靴底)に厳しい規制があり、滑り止め効果の高い溝の深いソールパターンのシューズは使用できません。

芝を痛めることが理由のようですが、テニスの高速化が進む中、どうしてもフットワークは激しくなります。

昔よりはるかに高速化した現代テニスにはマッチしない規制のように思います。

芝が剥がれてしまうことと、選手の身を危険にさらすこと。

どちらが大事なのでしょうか?

他に何か良い方法はないのでしょうか?

錦織選手へのエール

日本中のファンが残念に思っているでしょうが、一番悔しいのは本人です。

ここはゆっくり静養してケガから立ち直って、本来のプレイを見せて欲しいと思います。

ウィンブルドンは来年も開催されます。

それよりウィンブルドンが終われば、錦織選手の得意とするハードコートシーズンの始まりです。

錦織選手の一番得意なサーフェスであるハードコートで成績を上げ、全米オープンで掴み損なった優勝トロフィーを今年こそは掲げて欲しいと思います。

また更新します。

ありがとうございました。

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コメント

  1. ジュリイ ジュリイ より:

    ドナドナさん、こんばんわ~!
    僕の知っている限りですが、高校テニス部の代表は先生が選んでいるところが多いです。
    また、部内戦をして代表を決めるところもると思います。
    中学卓球も小学校の時から習っていた人は最初から打てる人は団体戦に出してもらえる学校もあるようです。
    学校の部活は、先生の方針しだいで大きく異なると思います。
    そういえば僕も(かなり昔の話)1年生の時はボール拾いしてましたよ。
    中学のテニス部(軟式)は人数が多く、壁打ちしかさせてもらえませんでしたが、ある時夏休みの暑い時に部活に行って壁打ちしていると先生からお呼びがかかり、それをきっかけにコートで打たせてもらえるようになりました。
    暑いためにサボった奴の穴埋めで呼ばれたのですが、僕が意外とボールをしっかり打てたのを見て先生が上へと上げてくれました。
    その日に僕が他の人と同じようにサボっていたら、もしかするとテニスを続けていなかったかもしれません。
    頑張っているとチャンスは来るのだということを学んだ出来事でした。
    ドナドナさんも部活頑張って下さいね!

  2. prince より:

    ジュリィさん、コメントありがとうございます。
    最初からうまくいくわけないですもんね(^_^;)
    ジュリィさんのおっしゃるように、ついていけない苦労も上達への過程だと思って楽しみたいと思います。
    ありがとうございました!

  3. ドナドナ より:

    こんにちはー。知っていたら教えてください。高校の硬式テニス部の高校代表選手は何人くらいでどのようにして選ばれますか。それから試合をかじっている硬式テニス経験者は何人くらいいますか。
    (中学の卓球部はこれから夏にむけての試合の代表選手8人で校内で中2と中3でトーナメント戦で決められます。軟式テニス部は中学1年で軟式テニスクラブ出身者で県1位の子がいて先生がダブルス相手を選んで、試合に出場するそうです。卓球部にも中1で小学生の部で卓球クラブ出身者がいて県1位の子がいますが、みんな平等で、中1は中3が夏の大会に負けて引退するまで、審判係とボールひろいと素振りと外周中心で試合にでれません。バレー部はバレークラブ出身者の中1の子はユニフォームがきれるそうです。小学校のときバスケット部にはいってましたが、部活にはいりながらバスケットクラブにいる子が3人いて、小6のころには、そのこたち中心に、20人くらいで12枚のユニフォーム争いでした。今の卓球部は体験入部のときは中2と中3あわせて40人くらいいますが、中1は体験入部のときは15人くらいいましたが、友達4名と二人で計6人しかいなくて、中3のころには確実に代表選手で出れる状態になってしましました。)

  4. ジュリイ ジュリイ より:

    princeさん、こんばんわ~
    初中級クラスへの進級、おめでとうございます!
    フォアの特訓の成果ですね。
    コーチは何の根拠もなく進級させることはありませんから、自信を持って初中級クラスへ進んで下さいね。
    最初はついていくのに苦労するかもしれませんが、それを楽しめるような気持ちをもって欲しいと思います。
    頑張って!

  5. prince より:

    サーフェスによってそんなにフットワークが変わるものなんですね❗
    オムニコートしかほとんど経験がないので今回の記事は興味深かったです。
    錦織選手残念でしたが、じっくりケガを治して頑張ってほしいですね。

    先日担当コーチに初中級へ進級するよう言われました。
    嬉しい気持ちも内心あったのですが、まだどのショットも全く自信が持てず上のクラスでやっていけるかどうか不安の方が大きくて「無理です~、まだ早いと思います~」と言ったら「何のためにフォアの特訓してきたと思ってるの~‼ (まだ初級のままでいいというのは)ダメです。」と言われました。
    最近錦織選手効果もあってか初級の人数が定員いっぱいのクラスが増えてきているので、そうした事情でまだ実力不足の私を上のクラスに早めに上げたいのかなぁ、とも思ってしまったのです。
    「もっと喜んでくれると思ったのになぁ」と言われて、弱音を吐いた自分が恥ずかしく、コーチに申し訳ない気持ちになりました。まぁ最後には「がんばります❗」と宣言したんですけどね。(^_^;)