野球経験者のテニスに恐怖を感じた話

どうも!現役コーチのジュリイです!

スクール生にもいろいろな方がいます。

今回は野球経験者の方がスクールに来られた時の話をしてみます。

単に、「昔は野球をやっていた」という方は多いのですが、ここに登場するこの方は、その中でも超強力な破壊力を持った方でした。

学生時代に野球をしていたといっても、バリバリの甲子園出場経験者から、強豪校という訳でもない部活での経験者まで様々です。

この方のエピソードを書く前に、少しテニスと野球の共通点を見てみましょう。

ボールを打つということに関しては、テニスより野球の方がはるかに難しいですね。

野球のバットは断然テニスラケットより細く、しかも芯に当てないとボールが前に飛びません。

テニスのラケットはバットに比べて大きいし、多少真ん中を外してもボールは飛びます。

ボールに当てることに関しては野球経験者は上手だといえるでしょう。

増してやレッスン中のボール出しは打ちやすいところへ出しますからね。

ボールを飛ばすことも野球経験者は非常に上手いというか、超フルスウィングなので、野球のバットと同じようにラケットを振った場合はもの凄いスピードが出てしまいます。

コートには入りませんが、スピードだけは圧倒的に出ます。

テニスと野球の違い

テニスと野球の違う点はいくつかありますが、テニスはコート内に入れないとアウトになり、野球はボールを飛ばすほど偉いというところ。

ここがまず大きく違います。

それと、ストロークに関して言えば、テニスはボールをワンバウンドで打つもので、野球はノーバウンドで打ち返します。

さらにテニスのスウィングは下から上にラケットを動かしますが、野球はどちらかというと振り下ろします。

サーブはどうでしょうか?

テニスのサーブはボールを投げる動作に似ていますので、野球経験者は何も教えなくても、コントロールはさておき、最初からもの凄いボールを打ちます。

特にピッチャー経験者はスウィングスピードが違いますね。

トータルで見ると、野球経験者の方がテニスを始めると、最初は戸惑うものの、コツを掴めば上達は速いと思います。

それではジュリイのレッスンにやって来た野球経験者の方の話に戻りましょう。

正直、死を意識しました・・・

その方はバリバリの野球経験者で、しかも某有名高校の元ピッチャーでした。

年齢は30歳くらいで、慎重は190センチ近くあり、丸太のように太い腕をしていました。

肩を壊してからは野球はしていないとのこと。

そしてテニスは全くの未経験でした。

とりあえず握り方やスウィングの仕方を教えてからボールを打ってもらいました。

いくら野球経験者とはいえ、初めから上手く打てるはずもなく戸惑っているようでしたが、ラケットの真ん中に当てることはできていました。

しかし、しばらくするとラケットの真ん中でボールを捉えた時の感触が楽しいのか、(スウィートスポットに当たると嬉しいですよね?)だんだんとスウィングが速くなってきました。

当然ですが、最初からコースをコントロールできるものではありません。

どこにボールが飛ぶのかは本人はもちろん、誰にも分かりません。

最初は4メートルくらいの距離で、手でボールを出していたジュリイも身の危険を感じてきたので、

「〇〇さん、慣れてきたようですから、少し離れたところからボールを出しますね~」

なんて言って、ネット越しにボールを出すようにしました。

これで至近距離でボールを当てられる心配は無くなった、と思っていました。

が、しかし・・・!

この方、まだまだ本気を出していなかったのです。

ジュリイが距離を取ったことにより、加減する必要は無いと思ったのか、単にボールを打つことに慣れてきたのか、とにかく先ほどとは全く違うスウィングのスピードになってきたのです。

このスウィングがハンパ無いこと(^^;)

とにかくボールをひっぱたく!!!

渾身の力を込めて、思いっきり手首を返してボールを叩きます。

これがボールを叩くということか!

先ほど教えたテニスのスウィングフォームはどこにもなく、あるのはただひたすらにフルスウィングをする野球少年の姿でした。

もう怖いのなんの・・・(゚Д゚;)

テニスでの速いボールは受けたことのあるジュリイも、この方の打つここまで速いボールと言うのはそうそうお目にかかれません。

しかもコートに入れようとしているとは思えない(多分思っていない)ので、本当にフルスウィングなのです。

テニスはコートを狙って打つものなので、ボールが速ければ速いほどネットが邪魔をします。

そのため通常のテニス、通常のボールでは怖いとは感じません。

しかしこの方のスウィングの速さは異常とも言えるレベルで、しかもボールを思い切り叩きつけるため、ネットのはるか手前でボールが弾みます。

要するに自分のコートにボールが弾むということです(当然アウト)

そしてその弾んだボールがもの凄いスピードでネットを越えて来るのです。

これには恐怖を感じました。

いくら速くても、まっすぐネットを越えて来るボールには慣れているので、避ける自信はあるのですが、一度ネットの向こうに弾んでからこちらに向かってくるボールはほぼ未経験です。

卓球のサーブじゃないんだから。

卓球なら少々ボールが当たっても、

「あ痛~、ははは」(笑)

で済みますが、

このボールに当たったら一体・・・

そう思うと背筋が凍る思いでした。(;´∀`)

コントロールされない200Km越えのサーブって・・・

さてこの方ですが、テニスが楽しいと思ったのか、スクールに入会し、僕のクラスに入ることになりました。

そしてサーブを打つことになった時、またもやこの方の底知れぬ力に驚愕することになります。

野球経験者がサーブを打つと、ある程度スピードのあるサーブを打つことはよくありますが、この方はケタ外れでした。

いきなりフルスウィングすると、見事に空振り。

テニス初心者ですから空振りは全然構わないのですが、その空振りが普通じゃない。

ブオンッ!

と空を切る音がしていました。

そして少しずつラケットにボールが当たるようになってくると、とんでもないボールが飛んでいきます!

ドオン!・・・ドオン!・・・

もはやテニスボールが壁に当たる音とは思えません。

壁が壊れないか、本気で心配しました。

おそらく200km以上のスピードは余裕で出ていたと思います。

そのサーブを見て以来、そのクラスではサーブからのラリーはやめました。

死人が出てからでは遅いからです。

ここは初心者クラスです。

経験者の多いクラスではまだしも、テニス初心者の方に受けられるようなボールのスピードではありません。

しかもどこにボールが飛んで行くか分からないのです。

正確なスピードを計った訳ではありませんが、その方はテニスのイベントでスピードコンテストがあり、そこでサーブのスピードを計ってもらったところ、やはり200kmを越えていたそうです。

それ以来ジュリイは、「昔野球をしていました~」(^_^)/ てへっ♪

なんていう方がレッスンに来ると警戒モードになり、心の中で安全帽をかぶり、様子を見ながらレッスンをするようになりました。

野球経験者、恐るべし!

おまけ

テニススクールには変わった人がたくさんやってきます。

思い出したらそいう人たちの話も書いてみようと思います。

こまめに更新します。

ありがとうございました。

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コメント

  1. ジュリイ ジュリイ より:

    Wフォルトさん、まいどです~( ^^) _旦~~
    何度もコメント頂いているので大丈夫ですよ~
    野球経験者の方は、ボールを捉えることにおいては鍛えられているので上手はのですが、加減してボールを打つことを今まで練習したことがないので、そこでミスマッチが起こるのでしょうね。
    >>先週靫コートで関西ジュニア(?)を観てましたが、前衛へのボディショットは当たり前のようにやってましたがレベルの高い試合では普通のことなんでしょうか?
    オジサン、オバサンテニスでは故意のそれはみたことないし、たまたま打ったかどうかは後の様子で分かるもんですが、、、笑

    ジュリィさんの学生時代のテニスって殆んど「喧嘩」だったと想像しますが、このブログはオジ、オバさんも観てます。
    プロ、学生、オジオバ、ジュニアそれぞれのテニスの違いなども微妙にあるかと思いますが機会があればとりあげていただきたいと思います

    書く意欲を掻き立てられるコメントですね!
    ありがとうございます。
    さっそく記事にしてみたいと思います。
    またブログに遊びに来てくださいね~< (_ _)>

  2. Wフォルト より:

    いつも覗かせてもらってます。
    大阪のWフォルトです(今更、遅いと思いますが挨拶をしてなかった記憶が、、、w)

    野球経験者ですねーー。
    同タイプがテニ友(友とは言い難いんですが)におります。
    約二年同じことをやってます。
    本人はアウトすることを気にはしてそうですが直す気配はありません。5回に1回のパッシングで満足みたいです。それはそれで彼のテニスなら腹を割って私の本音を言うこともあるまいと流してますが、怖いのはノーコンだということです。

    前衛時にボディショットをなんどくらったことか、、(笑)それを女性の初心者にむかっても時たま見かけるんです。

    やや話はそれますが、
    先週靫コートで関西ジュニア(?)を観てましたが、前衛へのボディショットは当たり前のようにやってましたがレベルの高い試合では普通のことなんでしょうか?
    オジサン、オバサンテニスでは故意のそれはみたことないし、たまたま打ったかどうかは後の様子で分かるもんですが、、、笑

    ジュリィさんの学生時代のテニスって殆んど「喧嘩」だったと想像しますが、このブログはオジ、オバさんも観てます。
    プロ、学生、オジオバ、ジュニアそれぞれのテニスの違いなども微妙にあるかと思いますが機会があればとりあげていただきたいと思います。

    長文、失礼しました。