バレンタインデーは部室に居残るべきか? ~ジュリイの昔話~

どうも!現役コーチのジュリイです。

今日は僕が高校生のころの話をしたいと思います。

時代は今から20数年以上前にさかのぼります。僕は四国の田舎のごく普通の高校生でした。

テニスが強い高校でもなく、ただ中学にソフトテニスをしていて、中学時代の友人も高校で硬式テニス部に入るという理由で、その高校のテニス部に入りました。

スポーツに力を入れている高校でもなかったので、部活の練習も厳しい訳でもなく、顧問の先生も部活に顔を出すこともないような、そんな緩い空気のテニス部でした。

しかし一応は先輩、後輩の上下関係はありましたので、1年生の僕たちは教育係である2年生の先輩たちの言うことを聞きつつ、まずはボール拾いやコート整備などの雑用をこなしていました。

2年生の先輩の面々には個性があり、僕たち1年生はそれぞれにあだ名をつけていました。

ゴリ先輩、うたえもん先輩、といった感じで、見た目が動物や芸能人に似ているという理由だけで勝手なあだ名をつけていましたが、ある日、うたえもん先輩にそのことがバレてしまいました(汗)

何故うたえもん先輩というあだ名がついたかというと、たけし軍団に大森うたえもんというふちの大きな眼鏡をかけている芸人?がいて、その先輩が同じような眼鏡をかけていて、顔もなんとなく似ていたからです。

僕たちは別にうたえもん先輩をバカにしていた訳ではなかったのですが、うたえもん先輩はカンカンです(-“-)

でも怒っているらしいことは判るのですが、1年生に何か言って来るわけでもなかったので、謝る機会もなく、僕たちも次第にそのことは触れないようにしました。一応あだ名は封印しました。

でもその先輩は根に持っていたのか、1年生の中の僕たちのグループへの接し方に理不尽さを感じるようになりました。

「こんなボール渡すなよ!」とか、「水がぬるいから代えて来い!」など、それくらいええやろ?と思うような、それでいて言い返す程でもないようなことを僕たちに言って来るようになりました。

しかも毎日部活で会うようになると、徐々に先輩の人柄も分かってくるようになります。

ゴリ先輩は顔はいかついけど面倒見がよくて面白いとか、〇野先輩はおしゃべりでお調子者とか、うたえもん先輩はセコイ男で、目上の人には腰が低く、後輩には偉そうにするなどです。

さらに、うたえもん先輩は流行のものを真っ先に取り入れて、それを自慢するのが好きでした。髪の毛を女の子のように長く伸ばし、ボールを打つたびに髪の毛を掻き揚げていました。

女の子にモテようというのがあからさまに出すぎて、正直気持ち悪いくらいでした。

そして部活が終わると、一番にさっさと帰るのがうたえもん先輩でした。

1年生でうたえもん先輩が好きな奴は1人もいませんでした(^^;)

そんなある日、バレンタインデー当日のことです。

その日は部活はなかったのですが、僕たちは部室に集まるのが日課になっていたため、その日もなんとなく部室にいて部員同士でしょうもない話をしていました。

すると、いつも放課後にはすぐに帰るはずのうたえもん先輩が部室にやってきて、会話に混じり始めました。

僕たちも別に無視や絶交していた訳ではないので、皆でひとしきりワイワイやっていたのですが、その日はバレンタインデーです。

部員のうち一人、また一人と伝令の女の子がやってきて、どこかへ呼ばれて行きます。

気づけば2年生の先輩はゴリ先輩とうたえもん先輩以外はいなくなっていました。

そこでやっとジュリイは気づきました。

( ゚Д゚)ハッ!!(そうか・・・先輩ら、チョコを渡しにくる女の子を期待してこうやって部室でダラダラしてるんだな?いつものようにさっさと帰るとチョコレートを貰い損なってしまうから・・・)

ほほう!?するとこの2人は誰かがチョコレートを渡しに来ることを期待してる、という訳か!?

ゴリ先輩はモテるタイプじゃないから無理かも知れないな・・・(*´з`)

うたえもん先輩は自分がチョコレートを貰えると思ってるんだろうな・・・?(-_-;)

なんか変な空気になってきたぞ・・・。

一見すると部員が揃って仲良く談笑している光景ですが、それぞれの心の中は不安と焦りが入り混じり、それを察した後輩の場つなぎのようなトーク。

そんな空気を破ったのがドアをノックする音でした。

コン、コン!

来た~~~~!!

次は誰だ?

俺か?あいつか?それともあいつか?( ゚Д゚)

ゴリ、うたえもんの両者の脳味噌がフル回転をしているのが分かりました。

そして誰が呼ばれるのか?

2人の耳は、針の落ちる音も聞きもらすまいと次の瞬間を待っていました。

すると・・・

なんと・・・

代理の女の子:「〇〇君いますか~?」

呼ばれたのは1年生の僕の友達の名前でした・・・(;´∀`)

すかさずうたえもんは

「〇〇モテるな~、ヒューヒュー!」

「ヒューヒューや、ヒューヒュー!」(;´∀`)

ジュリイの目にはうたえもんが後輩を冷やかすような言葉をかけることにより、先輩としての余裕をかもし出そうと必死になっているようにしか見えませんでした。

その後しばらくしてゴリも、うたえもんも用事を思い出した体裁で、そそくさと帰っていきました。

辺りはもう真っ暗でした。

僕の耳にはしばらくの間、うたえもんが繰り返し言っていたあの言葉

「ヒューヒュー!」

「ヒューヒューやヒューヒュー」

が耳に残って離れませんでした。

それと同時に、来年自分が先輩になっても、バレンタインデーには部室には長居しないでおこうと強く思いました。

おわり

こまめに更新します。お気に入り登録などして、また読んで下さいね。

ありがとうございました。

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コメント

  1. ジュリイ ジュリイ より:

    あつさん、おはようございます!オリンピック僕も観てますよ。ウィンタースポーツも変わりましたよね。テニスに関する内容のことですが、せっかくなので記事にて僕の考えを書いてみたいと思います。

  2. あつ より:

    こんばんは。
     毎日オリンピックに釘付けです。何かスキー・スノボーは毎大会アクロバティックな競技が増えていて人間というものは本当に欲張り?M体質?なんだなぁと感心しきりです。

     何てオリンピックのお話ではなくテニスのお話です。もともと自分でもスピンを打つのは苦手だったしスピンに対して苦手意識があるのも事実です。ライジングも得意ではないので相手から高く弾むスピンも弾んだところを無理な体勢で返しています。それプラスとても重いボールが来るとヒョロヒョロ球を返すのがやっと。。ちょっとタイミングずれるとアウトやボールが真上に行ってしまう。

     コーチとのラリーの時によくやられるのですがこちらも気持ちよく、無謀にもそれなりのボールを返したい!でも体力はなるべく省エネで。。な~んてずうずうしい事を考えております。そんな虫のいい打ち方ってやっぱりないですよね。。(笑)